今回は新設する個別機能訓練加算Ⅱについて触れていきます。
この記事を執筆している現在は年度末でして・・・
利用者さんの計画が変わる部分の作成や重要事項説明書の配布をしたりしています。
3年に一度の改正且つ今回は全体が大きく変わったため、正直説明する段階で躓く加算が多く感じます。
そんな中でも特にわかりにくそうな【個別機能訓練加算Ⅱ】についてわかる範囲の情報と想定を執筆していきます。
これまでの個別機能訓練加算Ⅱと新設する個別機能訓練加算Ⅱは別物?!
LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
※どなたが加入しているかなどの参加者の情報は分からないようになっております!
まず大前提とすると、令和3年3月までの個別機能訓練加算Ⅱはざっくりと説明すると
- 56単位/日
- 直接機能訓練指導員が関わる
- 目的・目標設定が個別Ⅰと個別Ⅱで違う
でした。
詳しく知りたい方は過去の記事ですが、こちらをご覧ください
それで、これまでの個別機能訓練加算Ⅱはどこにいってしまうのか?
わかりやすく、個別機能訓練加算Ⅰとして統合されます。
なのでこれまでの個別機能訓練加算ⅠとⅡ→個別機能訓練加算Ⅰに統合されます。
そこから新しく新設された個別機能訓練加算Ⅱは全くの別物です!
何が違うか?
- 20単位/月(1度まで算定可能)
- 直接的に利用者さんに関わらない
- 厚労省に対してデータの提出とフィードバックされたデータの活用
ざっくりというとこんな感じです。
スポーツであれば野球とサッカーぐらい違います。
同じ球技だけど、ルールが違う的な・・・(もっと分かりにくくなったらすみません)
ここまででお伝えしたいのはなんで名前を変えてくれなかったのか。
分かりにくいし、システム的にも過去の名称として残しつつ、サービスコードは変わるし、非常に厄介です。
個別機能訓練計画書の作成にあたり、何が変わるのか?
ここからが本題です。
たぶん皆さんが意味不明を感じるのは約1カ月ほど先のことかと思いますが、このブログでは先取りしてください。
単刀直入にお伝えします。
長期・短期目標をICFのコードに沿って立てることになりそうです。
????????????
未だ私自身も厚労省が発表している外部インターフェース向けの情報しかありませんが、

いやいや、ICFなんて言葉自体知らない人多いですよ?笑
柔整の資格を保持している私は聞き覚えがある程度で、同じような人が多くありませんか?
続いて

ICFのコードに沿った目標設定が必要なのは今回の解釈通知に出ていました。
心身、活動面、参加面に沿った長期目標を立て、それを達成できるように段階的な短期目標を立てることという表記がありました。
まあここまでは納得ですが、普通に個別機能訓練計画書の目標を立てていればICFの何かしらの区分に当てはまるのではあるのでしょうが、コードにより整合性を取っていくとは・・・
今回は、様々な計画書をその記載を持ってすれば一体的に計画書の中に個別機能訓練計画や個別入浴計画などを盛り込むことを推進しているように思ましたが、この個別機能訓練加算ⅡのICFのコードに沿った目標の設定にはビックリしました。
令和三年度4月から個別機能訓練加算Ⅱを算定するべき?!
ここまで触れてきたように、厚労省としてもアセスメントや目標、個別機能訓練の実施記録をフリーテキストではデータとして蓄積できません。
同じ尺度でデータ蓄積をしないと、フィードバックまでできないからです。
そこは前提として、
4月から算定が出来るのでしょうか?
私の答えは算定は困難です。
なぜなら4月の計画書は3月末には仕上がっていて、このままの状態で提出できませんから・・・笑
少なくとも、現場の職員が計画書を作成する段階でICFのコードを選ぶ必要があるシステムになるのか?
フィードバックはLIFEを通してどのように活用する余地があるのか?
この辺りの見通しが立った夏頃から取得するのであれば動き出すこととなるでしょう。
つまり、現段階で重要事項説明書をお渡ししていますし、ケアマネージャー向けにも駆け足で4月から算定する加算の連絡も入れていますが、LIFEに関わる加算は算定時期が変わる可能性が大で、
そのために担当者会議とか、重要事項説明書に変わる説明だとかを夏ぐらいにもう一度検討しなければならないのかな・・・
日々でなく、20単位/月のためにどこまで踏み込んでいくか?
請求ソフトなどが計画書・LIFEへのCSV出力のためにどこまで対応できるか?
4月からはこの辺りに目を向けておくと良いかもしれませんね。