今回の法改正のテーマであるLIFEに関わる加算について、5月末現在でも請求ソフトがバージョンアップを続けている最中の状況です。
ソフトによっては、LIFEへのCSV吐き出しがうまく出来ない報告もちらほらと・・・
国からもLIFEについての提出は遅延も認められており、それだけ進みが難航していることが読み取れます。
今回の記事では、LIFE加算の算定に向けて、最初の一歩としては何をしていけば良いのか?
この辺りについてお伝えしていきます。
LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
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LIFEの加算はデイサービスとして必要
大前提として、LIFEに関わる加算はデイサービスとして生き残っていく上では無関係ではありません。
今回の改正から劇的に変化してきましたが、おそらく次回の改正では
- 大幅に加算点数が上がる
- 基本報酬に盛り込まれる
これは容易に予測ができます。
焦って算定を始める理由はないかもしれませんが、しっかりと算定に向けた計画を立てる必要があります。
コンサルタントやセミナー講師はLIFEの加算を取った方が良いと、当たり前のことをいいますが、現場の職員が知りたいのはどうに算定するのか?
自分たちが置かれている状況は使用しているソフトや、算定している加算によっても算定に向けた動きは変わってきますので、正直取った方がいいのは分かるけど、どうに?それも自分たちとしてはどうに動けばいいのか?
知りたいのはここですね。
冒頭で触れましたが、私たちが使用している請求ソフトでもバージョンアップを繰り返し、今回4月の対応に追い付かせている状況です。
ですので、まだまだLIFEもLIFEにデータを出力する請求ソフトも発展途上です。
そんな中でデイサービスとしてはどんな準備をすれば良いのか?!
LIFEを算定するにあたって(利用者情報)
これからお伝えするパターンによって、大体のデイサービスでは運用をあてはめれると考えています。
特に、計画書の作成を現在どのようにしているのか?によっても動きが変わってきますので、基本情報の入れ込みと各加算の様式入力(個別機能訓練・口腔・栄養の計画書の作成パターンとLIFEの必須項目)を分けてお伝えしていきます。
大きく、
利用者の基本情報の入れ込みについては手入力or請求ソフトから利用者基本情報の出力とあります。
ここについては、登録利用者が少ない事業所の場合は手入力で十分です。
しかし、手入力した情報の更新が発生した場合に介護保険の更新などを見落としてしまう可能性があります。
なので、現状では利用者情報については請求ソフトにはしっかりと情報が更新されているはずですので、毎月決まった時期に出力する流れが望ましいと思います。
手入力した人も消えてしまうわけではありませんが、後々誰が手入力された利用者かの後追いができなくなる可能性がありますので・・・

LIFEを算定するにあたって(加算)
続いて様式情報管理について、ここは加算や計画書に関わる領域ですね。
結論、すごく使いにくいです。
介護度が変更するとレコードも二つになってしまい、最初のフィルターがサービスコードですし、検索も漢字検索のみです。笑
入力するための準備としては、
Excelや独自のシステムで記録している計画書やアセスメントの内容を手入力することもできます。
ちなみに私のデイでは当初はこの方法でスタートしています。
二回目以降の入力では複製もできます。
もう一つの方法は請求ソフトに入れ込んだ情報をCSVに吐き出して取り込む方法です。
こちらは正直、まだ100%データの行き来が信頼できないため行っておりません。
ポイントは、LIFEへのデータ移行だけではありません。
私たちの選択としてはLIFEの入力が複製できることが分かったため、現状ではLIFEの入れ込みよりも計画書の管理サイクルを大きく変更しないことを優先させました。
今回の解釈通知から計画書を一体的に作成することが推奨されていることから、自由度を高く運用するには請求ソフトでの計画書作成には未だ不安があります。
今回の改正から、計画書作成についてもICFや在宅での状況などの要点が盛り込まれ、これまで100だった労力がただでさえ120ぐらいになっています。
なので、まずはこの管理サイクル周りを現場に与える変化を最小限にし、順応させることが優先となります。
ここについては個別機能訓練加算Ⅱや計画書に関わる加算が中心となるため、科学的介護推進体制加算やADL維持等加算はその限りではありませんが、
いずれにしても、様式情報管理(加算)に関する入れ込みについては、LIFE入れ込み以前の運用も想定したい方が良いです。
また、世の中の請求ソフトやLIFE自体もこれから徐々にバージョンアップしていくはずなので、そこの進捗を確認しつつ、今回の法改正から影響がある部分の足元の流れをしっかりと整えることが個人的には優先かと思います。
皆さんのデイサービスではいかがでしょうか???