はい、巷で話題の科学的介護推進体制加算は算定するべきか?!
ざっくりとLIFEに関わる加算について、算定するべきか?
算定する上での課題は何か?
この辺りに絞ってお伝えしていきます!
LIFEに関わる加算(科学的介護推進体制加算など)を取るべきか?
LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
※どなたが加入しているかなどの参加者の情報は分からないようになっております!
ここについて、大半の介護業界の著名人やコンサルタント・評論家の方は取るべきというでしょう。
確かに国の方向性に従い、事業を安定させる上では算定するべきです。
ただ、実際にコンサルタントや評論家の方々は現場の様子がわかりません。
具体的にいつから?何を準備して、どんな案内をすることで算定ができるのか?
算定要件は見れば分かります!
いつまでに何をすれば良いかも分かります!
問題は、自分たちの持っているソフトで対応しているか?
その機能を使うのにどんな準備が必要なのか?
この辺りです!
LIFEへのデータ提出の機能を使うことで費用がかかる請求ソフト会社もあるそうです。
また、今までは計画書やケア記録などは請求ソフトでなく、自前でExcelで作成していた事業所も多いと思いますが、LIFEへデータを出力するためには請求ソフトで計画書を作成しなければならなくなる事業所も出てきます。
ライセンス式のソフトを使用している場合は、ライセンス自体を増やさないと計画書の作成まではできない!などなど・・・
つまり、追加機能・追加ライセンスで費用がかかって、現場のオペレーションも抜本的に改革しなければならなくて、それを踏まえても科学的介護推進体制加算や個別機能訓練加算Ⅱを取った方が良いのでしょうか?
それは長い目で見て取った方が良いのは素人でも分かって、目先の費用対効果も踏まえて算定した方が良いか?
ということです。
個人的には各デイサービス単位で既存の運用オペレーション・使用している請求ソフトが異なる中で、あなたのデイサービスではこのようにしてください!
と請求ソフトも費用と機能がマチマチな中である程度、運用や予算と合わせて、個別でコーディネート(手ほどき)ができるレベルのコンサルタントや評論家の場合はそこまで言っていいと思います。
皆さんのデイサービスではどうでしょうか?
LIFEに対応した方が良いのはわかるが、そのために何をどうに変えていかなければならないか?!
この組み立てのイメージが沸いていますか??

LIFEに関わる加算の算定にあたり、まず考えるべきことは?
ちょうど今回の記事を執筆しているのは令和三年度、4月中旬です。
私のデイサービスでは4月分にLIFEに関わる加算は【栄養アセスメント加算】のみ算定します。
大体70名ほどですが、初めてLIFEにログインをしてみて、利用者情報の持ち方や更新の仕方を見てもはっきり言って全体に関わる科学的介護推進体制加算や個別機能訓練加算Ⅱは未だ算定するには準備が足りないと感じました。
ですので、まずはこの4月で介護報酬改定から通所単価がどのように変化したかを見てください。
基本報酬は微増でその他の加算も踏まえて、4月の実績が出た時点で自身のデイサービスではどう変化したのか?
その次に、今の経営資源で算定ができ、体制加算でなく、プラスαで算定する加算の場合は利用者側の得られる価値はあるのか?
ここまでであっても、新設された今回の入浴介助加算Ⅱの誕生、口腔・栄養スクリーニング加算(少額ですが)、サービス提供体制強化加算の新設区分などにも目を向けてください。
LIFEはその後から目を向けても遅くありません。
というのも、請求ソフトも未だ準備がマチマチです。
また、事業対象者の独自サービスまで保険者単位で決まってきますので、準備はままならないでしょう。
LIFE自体も進化させていく聞くと聞こえはいいですが、まだスタート初期でどんどん見直しがかかることでしょう。
LIFEに関わる加算と算定開始時期は?今からできることは?(まとめ)
4月から算定できず、入浴介助加算Ⅱなどと異なり、全体の利用者から算定を依頼する加算についてはデイサービスとしてケアマネージャーご家族向けの案内が必要です。
また、先述したように請求ソフト側の準備やLIFE自体の仕様、LIFEからのフィードバックもこれから見えてくるということから、
一斉にいただく科学的介護推進体制加算・個別機能訓練加算Ⅱについては、来年の1月から算定するつもりで考えています。
今からする準備とすると
- 4月の収入→通所単価が3月比べてどうなったか?
- ICFに沿った目標・実施項目の作り方についての勉強会
- 自社で使用している請求ソフト・それ以外のソフトはLIFEにどうに向き合っているか?
ここが今できる準備かと思います。
ICFって療法士の教育課程では当たり前に勉強しますが、柔整だとすごく浅いんですよね。
看護師であればもっと浅いかも・・・
なので、システムや計画書のフォーマット以前に計画を作成する人がICFを理解して作成できないと、システム的な準備が出来ても作成の段階で躓く可能性が高いです!!
また、請求ソフトも大切です!
大きな法人ほど請求ソフトって変えにくいのです。
なぜならターミナル化して、複数のサービスを横断して利用者の情報がグループ内で共有できたりするからです。
デイサービスだけ使い勝手が悪くても請求ソフトを変えるわけにはいかないのがこれまででした。
請求(伝送)が出来ればとりあえずはOKで、ベンチャーや新しいソフトは運用支援の昨日や各デバイスへの対応といったことをしていましたが、
これからは、いかにLIFEへの情報提出・請求報告を手間なくできる仕様になっているか?
ここが第一段階で、もしも対応が不十分ならソフトを変えることも検討です!
ターミナル化しているから、LIFEが使いにくくても請求ソフトを変えない場合はLIFEの算定を諦めることも視野に入れてください!
請求ソフトの方がブログを読んでいたらすみません・・・