今回の記事ではみなさんが気になる給与面について触れていきたいと思います。
実際に私の給与・月給もお伝えしながら職場を選ぶ際に参考にしていただきたい点についても触れていきます。
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機能訓練指導員の給与はどうに決まる?
社員雇用・パート雇用によっても異なりますが、一般的には基本給・資格手当てはどこの組織でもあると思います。
パート職員であれば時間給+資格手当てか、時間給に資格手当てが付加されているケースも多いでしょう。特に注目してもらいたいのもこの基本給・時間給
です。
全てのベースになります。
大半の企業では賞与が出ますが、その際にもこの基本給がベースになります。
次にこの基本給がどんなプロセスを経てアップしていくのか。いくらぐらいアップするのか?なども事前に知っておくことをオススメします。
私の組織を基準にお伝えすると、基本給・資格手当ての他に調整手当て・精勤手当て・処遇改善手当てなどがあります。
これらは基本的に決められた金額が支払われるため、目を通しておくと良いでしょう。
ちなみに以前の記事でも紹介させていただきましたが、処遇改善手当てについては資格手当て以上のインパクトがあり、プラスして特定処遇改善加算からも手当てが発生するとかなり大きな金額となりますので、ここもチェックポイントです。
処遇改善加算についてはこちらを
この処遇改善手当てを機能訓練指導員が得られるか否かについては、得られない組織の方が2020年末においては多いと思います。
しかし、今後の方向性としては職種間の給与の差が大きくなってしまうケースからも処遇改善・特定処遇改善が機能訓練指導員にもつけられる可能性は出てきます。
ちなみに私の組織ではこの手当てはついております。
新卒で入社した機能訓練指導員は資格手当て以上の額が毎月支給されています。
3年間〜4年間大学や専門学校などで勉強して、やっとの想いで取得した国家資格の手当てを上回っているのは違和感がありますが・・・笑
機能訓練指導員自体の必要性・給与は上がっていくか?
回復期や在宅でのリハビリが介護保険にシフトしていますよね。
通所リハビリとデイサービスの住み分けも通所リハビリについてはデイサービス以上にアウトカムが求められるわけで・・・
デイサービスについてはこの10年間で施設系を含む様々なサービスが生まれたことも含め利用者の平均介護度は下がっている傾向にあるようです。
つまり、求められることは『重度化防止』『自立支援』です。
入浴も自宅で入れないからデイサービスにきて入るこれまでのあり方は報酬点数が下がり、プラスαで在宅での入浴を目標とした計画を立て、デイサービスに来所された際にそのための訓練をすることで上位区分の加算が算定できるようになりそうです。(そんな示唆が出ています)
また、生活機能向上連携加算のICT化を進め、算定を増やしたいという意向やADL維持等加算の算定率が低いことから、この算定基準を見直すという方針からも利用者の状態を悪くしない=ただ預かるだけでは点数は増えない。
この構造は大筋間違い無いと考えています。
機能訓練周辺の報酬点数が上がってくれば、求人も増え、給与が上がる可能性は増えると見込んでいます。
また、基本給が上がるか?資格手当てが上がるかはわかりませんが、処遇改善手当てが増える見込みから、管理職を目指す、キャリアアップして新たな資格を取得することでも給与のアップは見込めるはずです。
私が重きを給与の要点
私がざっくりですが年収で500万円とします。
この500万円自体が大切なわけでなくて、どのぐらいの時間給か?
が大切です。
私が接骨院で勤務をしていたときが月給で30万円でした。
月の勤務は週6日、勉強会や日曜の休日出勤も含めて振り返ると3時間/1日でした。
つまり、30万円÷25日×11時間 = 1090円/時間給でした。
今は500万円÷12カ月= 41.5万円/月給として、月の勤務は週5日、残業なしで有給も使えます。
41.5万円÷21.5日×8時間=2,400円です。
つまり、倍以上違います。
しかも接骨院のときは休日出勤や時間外の手当ても含まれてですからね笑
恐ろしい・・・
お伝えしたいのは、額面の手当てでなく、どのぐらいの時間働き、責任によって報酬が得られるか?
わかりやすいのは時間給換算です。
これは断言できます。
組織や上司はお金が全てではないと言いますが、時給が高い方が時間的にも金銭的にもゆとりが持て、人生の選択肢が増えます。
別に怪しいネットビジネスの話ではなくて、単純に職場を決めるときの給与面での考え方です。
ちなみに自身もあまり気にしていませんが、退職金の積み立てなどもある組織とない組織がありますので、ここもポイントになります。
パート雇用の場合も同じです。
見かけ上の時間給の他に処遇改善手当てや資格手当て、賞与がどんな配分か?この辺りも含めての時給を計算してくださいね!!

最後に重要なこと
給与のお金の話とは逸れますが、自分の仕事が今後求められるか?
自分たちの業界は代替えされず、少なくとも自分たちが現役世代の間は続くのか??
元々私自身は柔道整復師で接骨院で働いていました。
つまり代替医療です。
この代替がいつまで続くか?
リハビリであっても回復期や生活期は介護保険に移行しています。
こういった視点も持って仕事を選ぶことをオススメします^^