皆さんこんにちは!
2年に一度の実地指導がやってきました。
10月のようです。
私の地域は市の管轄のため、市の職員が指導にきます。
デイサービスの管理職目線でここは再度確認をしようと思っている点をまとめていきますので、新任のデイサービス管理職の方や、これから実地指導に立ち会う方は是非ご一読ください。
事前提出書類の準備
実地指導ってだいたい1ヶ月半前ぐらいに告知されるんですよね。

それから当日の2週間前までに事前提出書類を提出し、当日に確認していただく利用者様の一覧、職員の勤務実績などと準備が進みます。(細かい点は省略します。)
デイサービスの記録って半分はこの実地指導を通すために残しているところがありますよね。実際のところは・・・
計画書のチェック
一番は利用者に関係することを見られると思います。
その基盤となる介護計画書や訓練等の計画書がキチンと作成されているか?ここが指摘されてしまうとほぼ全ての領域が返還対象になってしまいます。
致命的になってくるのは
これが当たり前ですが、サービス提供が始まる前にもらわないといけませんよね?
・計画書を作成する日時と利用者に同意をいただくタイミング。
計画書自体は素案のまま担当者会議を迎え、アセスメントや変更点の確認をし、再度作成になりますが、その同意についてはサービス提供前にいただかなければなりません。
その上で内容がどうか?
モニタリングや目標の達成度合いによって変わっているか、計画上の実施項目と実績の整合性なども確認されますので、当然記録はできていますが、当日までの間に漏れがないか再度確認をします。
大変に感じる部分
個別機能訓練において居宅訪問が加わってから、管理業務がかなり増えました。加算点数と正直見合わない気がします。
個別機能訓練加算Ⅱについては生活に基づく機能訓練と加算取得のために求められる内容や目標のハードルも身体的な訓練を実施することで算定できる個別機能訓練加算Ⅰに比べると難易度が高く感じます。
意味を持って機能訓練を実施するのは当たり前ですが、タスクが多すぎて加算を取得するマンパワーを割けない。

それも実地指導の際に厳しく見られるとあっては自立支援に向かうのが前向きでなくなってしまいます。
不正や手抜きを許すわけでなく、本来向かう方向の妨げになっている部分は何か?を考える必要もありますよね?って実地指導の準備をしながら毎回感じます。
まあ頑張りますが、実地指導のための準備って本当におかしい気がしますね笑
当日の流れ
施設内を見学し、ノロの対策や館内の案内表示など確認していただき、その後に利用者の計画書・受け入れ人数に対しての職員の勤務実績の確認が始まります。
利用者の人数が多い私の施設では準備も大変ですが、確認する職員も大変ですね。
・力を入れて準備をしなければならないのは計画書まわりの記録、実績、加算の取得要件。
ここについては不十分な部分があると報酬の返還、悪質な場合は監査に切り替わります。
・同じぐらい力を入れなければならないのは、利用者の受け入れ人数に対しての人員配置、加算要件に対しての人員配置です。
ここも悪質な場合は口頭指導では済みません。
以上をおさえた上であとはやや手を抜いてもいいかなと経験上思って準備を進めます。
この認識で大規模施設の実地指導が問題なかったか、10月の様子はまた報告します!