
デイサービスを選ぶ基準を皆さんはお持ちでしょうか?どこを基準に選んだがいいのか、まだまだ迷っている方が多いです。
LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
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そこで今回はデイサービスについて施設を選ぶ手順からポイントまでを紹介します。
また、デイサービスの種類についても紹介していきます。この記事を読んでデイサービスについて知り施設を選ぶ参考にして下さい。
デイサービスの施設を選ぶまでの手順

まずはデイサービスを選ぶ手順を紹介します。
手順としては、3つの項目に分けられます。
- ケアマネージャーに相談
- ケアマネージャーから勧められた施設を選択する
- デイサービスの施設を見学する
この3つの項目となります。特にケアマネージャーとのコミュニケーションが鍵となります。施設を利用する方と家族との関係をどのように築くかが大事なポイントです。
それではそれぞれの項目について詳しく説明していきます。
ケアマネジャーに相談
最初の項目は“ケアマネージャーに相談する“になります。ケアマネージャーは各地の自治体に派遣され、地域の役所に在籍しており、利用者の介護段階によって施設を紹介します。
利用者やその家族はケアマネージャーに相談する際には、利用者の意見もですが、家族として安心できるデイサービスであるかを見極めるのも大切です。
ケアマネジャーから勧められた施設から選択する
ケアマネージャーさんと相談した内容をもとに選んでもらったデイサービスの施設から選択します。
おおよそ3件のデイサービスを紹介してもらえるので、その中から利用者と家族で選びます。
選ぶポイントとしては、何を重要視するかによって変わりますが、利用者の目的に合った施設を選ぶことが重要となるので、その部分だけは妥協しないようにしましょう。
デイサービスの施設を見学に行く
デイサービスの施設を選んだら次の項目が施設を見学に行くになります。
出来るだけ、利用者とその家族が一緒に見学に行きましょう。両方の目線で判断しないと思わぬ意見の食い違いになるのも事例として多いので、出来るだけ見学で雰囲気と利用施設の環境をチェックしましょう。
デイサービスを選ぶ際の3つのポイント

それでは選ぶ際の実際のポイントを紹介します。選ぶ項目としては、3つの項目が抑えるべきポイントです。
- ①デイサービスの目的・条件をまとめてみる
- ②利用する前に必ず見学をする
- ③送迎の時間・入浴・食事もチェック
この3つのポイントは、最低限抑えておきましょう。だいたいの方が利用者か家族の一方の意見でデイサービスの施設を決めてしまい、後から別の施設に移るなどが発生しています。
あらかじめ目的と意見交換を家族内できちんと話し合い施設を選ぶのが最善になります。
①デイサービスの目的・条件をまとめてみる
デイサービスを利用するのには、目的があります。要介護になった利用者が何を求めてデイサービスを選ぶのか、また利用者の家族は何をデイサービスに求めているのかをきちんと洗い出して、まとめましょう。
そうすると、条件が絞られてきます。例えば、利用者が体を動かすのを目的にしているのか?それとも人との交流を目的にデイサービスを選んでいるのか?でも選択するデイサービスは違ってくるのです。
近くの地域で小規模のデイサービスなのか、人が沢山いる大規模なデイサービスが良いのかなどもきちんと条件をまとめておけばスムーズな施設選びが行えます。
②利用する前に必ず見学をする
ケアマネージャーから言われるのでわかっているかも知れませんが、必ず利用する前には利用者とその家族で見学にいきましょう。
見学を行うと選んだデイサービスの施設の雰囲気がわかります。
ケアマネージャーにすすめられて見学してみたが利用者の思っていたサービスとは異なる場合もあるので、見学するのはとても大事な項目です。
また、見学する際には、気になる部分がないかをチェックしときましょう。前もって判断基準を明確にしとくと選択する際の役に立ちますよ!
③送迎の時間・入浴・食事もチャック
送迎の時間や入浴、食事もデイサービスを選ぶ際の重要な項目です。
送迎に来てくれるが多人数の方を乗せて行くので、10分で着くところを1時間かかった。そうなると、利用者は車に乗っとくだけで疲れます。仕方がないかも知れませんがそのような情報も事前に聞いて相談しときましょう。
送迎付きだから安心と満足していてはそこに落とし穴があったりします。
また、入浴もあると記載してあったが、週に何回なのか?どの曜日に行なっているのか?など細かく確認をしときましょう。入浴もあるから家族は助かると思っていても通う日には、なかったなどのトラブルにならないようするのが大事です。
食事に関してもメニュー表や一度は体験してみてください。利用者の口に合わなかったのでは、ストレスとなるだけですので注意が必要です。
デイサービスの施設を紹介

デイサービスといってもいろいろな施設があります。もちろん違いもあります。それぞれの施設について特長や違いを紹介します。
規模によっても違いがある?
デイサービスでまず違いがはっきりしているのが、規模の違いです。規模の違いはこちらの表で確認してください。
地域密着型 | 通常型 | 大規模Ⅰ | 大規模Ⅱ | |
定員数 | 18人以下 | 19人以上 | 19人以上 | 19人以上 |
月の平均人数 | ー | 750人以下 | 750人以上900人以下 | 900人以上 |
デイサービスの利用目的でも施設の違いがある?
それでは、利用目的別で施設の違いを紹介します。施設としては、こちらが利用別の施設になります。
- リハビリ特化型デイサービス
- 趣味特化型デイサービス
- レスパイト型デイサービス
- 認知症対応型デイサービス
それぞれの施設の特長を解説していきます。
リハビリ特化型デイサービス
リハビリ特化型のデイサービスは、身体の介護や機能訓練に力を入れています。ですので、利用者がリハビリを中心に考えている方におすすめです。
趣味特化型デイサービス
趣味に特化したデイサービスです。趣味の内容としてはこちらが多いです。
・カラオケ
・手芸
・書道
・水墨画
・将棋、囲碁
・フラダンス
などの趣味をするためのデイサービスになっています。趣味を楽しみたい方にとっては有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。
レスパイト型デイサービス
レスパイトとは、小休憩を意味します。この意味でもわかるように、介護に少し休息が欲しい家族が頼る施設が、レスパイト型のデイサービスです。なるべく家にいたい利用者が多いですが、家族も介護で介護ストレスが溜まったりすると、ちょっとした事でイライラしたりします。
このように介護する方にとってのストレス解消にもレスパイト型デイサービスを利用するのがおすすめです。
認知症対応型デイサービス
認知症に対応しているデイサービスがこちらの認知対応型のデイサービスです。
認知症対応型のデイサービスは12名以下の定員と決まっているため、重度の認知症の方も受け入れているのが大きな特長といえるでしょう。
デイサービスの気になるデータ

デイサービスの気になるデータをまとめてみました。気になるデータとしては、平均年齢と平均介護度についてになります。
利用者の平均年齢・平均介護度は?
それではデイサービスの気になるデータがこちらになります。
利用者の平均年齢は・・・82.1歳
利用者の平均介護度は・・1.66歳
となっています。多少の前後はありますが、データをみると少しは安心してデイサービスに任せれるのではないでしょうか。
まとめ:デイサービスはきちんと目的にあった施設を選ぼう
デイサービスでは利用目的によって施設を選べます。しかし、ある程度の知識がないとわかりにくい部分があるので、きちんとケアマネージャーさんとコミュニケーションをとり、利用者と家族と納得できるデイサービスの施設を選びましょう。