今回はデイサービスのタイプやカテゴリーを利用者からの目線で解説していきたいと思います。
今回の記事は結構大切です。
というのは、自分たちでこれが特色・ウリだと思ってサービスを開始しても、それを評価するのは利用者・家族・ケアマネージャー だったりします。
そして地域性や組織の基盤によっても同じサービスを実施しても反響は違うはずです。
ですので、今回の記事では事業者側でなく、利用者を主語にしたお話をしていきたいと思います。
LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
※どなたが加入しているかなどの参加者の情報は分からないようになっております!
事業対象者から要支援・要介護の方ってどんな人たち?
深くは触れませんが、事業対象者→要支援→要介護5と介護度が上がるにつれて介護サービスの必要性が上がります。
また、介護度が決まるのはいかに介助を必要とするによっても決まります。
介護度が上がり、他者の援助・介助を必要とする主な原因は
- 身体的な要因
- 認知機能の低下に伴う要因

主にこれらに分けられます。
タイプを分けたところで考えたいのは、あなたのデイサービスが提供しているサービスはどのタイプの方向けのサービスか?
自立度が高めな事業対象者の方向けにアクティブなプログラムを提供している消す。
身体的・医療依存度も高く看護職員の配置を手厚くし、中重度加算も算定しつつ個別機能訓練加算を算定しているケース。
認知症ケアに力を入れいてる、認知症介護実践者を配置しているケース。
などなどありますが、お伝えしたいのは利用者のタイプによって、求めるサービスが異なることです。
年代によるタイプ
皆さんも一度はお聞きしたことがあると思いますが、2025年には団塊世代の方が後期高齢者になります。
つまり、今から10年後には団塊世代の方がデイサービスのメインユーザーになり得るということです。
育ってきた時代によって求めるサービスも変わってくるはずです。
ではどんなことが団塊の世代から求められるのか?
はっきり言ってその答えはありませんし、その答えは時代とともに変わります。
答えになっていませんね・・・笑
しかし、年代や育ってきた時代背景によっても求められるサービスが異なりますので、こういった世代の方のユーザー体験を想定してサービス構築をしていくことが大切になります。
個別機能訓練加算や機能訓練って?!
本来は上記の自立度が高めの方が求める機能訓練や個別機能訓練計画と、医療依存度が高めの方が求める機能訓練って本質的には異なります。
もっというと、一つの空間=デイサービスで要支援1の方〜要介護5の方まで受け入れるとケアが偏ってしまいます。
ケアマネージャーからの依頼を断らないことは大切ですが、なんでもかんでも対応することは中長期的には自らの首を閉めることになります。
ですので、今回の記事では自分たちのサービス!でなく、利用者さんの介護や年代ごとに異なるニーズに沿うサービス構築を考えるきっかけにしていただければと思います。
自分たちがどんな機能訓練が出来るか・個別機能訓練では何をやるか?
について考える前に利用者様・地域での競合やサービスの必要性、その上で自分たちが持っている能力の範囲で期待に沿えるか?
時代背景ともズレていないか?
こういった思考の手順が失敗の確率を下げます。
また利用者のニーズや地域でのサービスの必要度を仮定せず、自分たちが良いと思って展開したサービスだと後に振り返りがしにくい=学びが少ない状態になります。
ですので、顧客→競合や地域性→自社の手順で考えることをオススメします。

まとめ
今回は利用者のニーズや状態ごとにカテゴリ分けし、その方々が求めるサービスとして提供する重要性についてお伝えさせていただきました。
これからデイサービスの開業を考えている方は是非参考にしてください。
また、もうデイサービスとして稼働している方は自分たちが利用者やケアマネージャーからどのように見られているか?
そこをヒアリングやアンケートをするのもよいきっかけだと思います。
介護保険事業は3年に一度変わります。
そして利用者も世代が年々変わります。
ですので、近かったから、友達がいたからという理由で選ばれているとしたら危険です。
3年に一度はデイサービスのあり方自体を見直す。
見直せないデイサービスは淘汰される。
そんな時代に突入することになるでしょう。