デイサービスについて

意外と知られていないデイサービスとデイケアの違い!

みなさん!いきなり質問ですが、デイサービスとデイケアの違いを答えれますか?

友だち追加

LINEではデイサービス運営での情報共有全般(資料などのデータ類も含む)、事業所の実利に繋がるような情報共有や企業・サービスの紹介、セミナーや見学・職員様向けの勉強会などをでディスカウントさせていただく情報の配信も想定しております。
※どなたが加入しているかなどの参加者の情報は分からないようになっております!

答えられるようで、なかなか言葉にすると回答出来ない方が多いのが現状です。今回はデイサービスとはどんな内容なのか?デイケアとはどんな内容なのか?そこにスポットをあて、そこから違いを解説していきます。

デイサービスとデイケアの違いを知れば、介護職員として働く方・サービスを利用する立場の方にとっても迷いが解消されますので、じっくり読んで理解してください。

デイサービスとは?

まずはデイサービスのサービス内容について説明します。まずは、デイサービスとは”通所介護”と呼ばれています。基本的なサービス内容としては、介護が必要と認定されている高齢者に対して、日常の生活のサポートをする形になります。

サービス内容はこちらです。

  • 軽い運動
  • 入浴
  • レクリエーション
  • 仲間との交流
  • 食事

こちらの項目をメインにサービスを提供するのがデイサービスです。利用者の方は、在宅で生活をしながら、デイサービスに通うのです。

詳しくデイサービスで何をするのかを説明します。

デイサービスでは何をするの?

実際のデイサービスで行う内容について説明します。

・軽い運動:高齢になってくるとこれまで蓄積された身体の痛みなどが慢性的となり、運動をしなくなります。しかし、運動をしないとさらに身体の体調が悪くなる傾向があるので、その部分を補うのが軽い運動となります。

・入浴:服を脱いだり着たりするのが大変になったりしてお風呂に入るのも困難になります。そこでデイサービスでは入浴をサポートするのです。大浴槽と個浴槽・機械浴など種類はありますが、デイサービスでの入浴はその方の身体状況に応じて様々です。

・レクリエーション:施設内での簡単な運動会や日常的な囲碁や将棋など、気の合う施設者の仲間と楽しみながら楽しむことで、心身の安定をはかるのです。

・仲間との交流:日常の生活にデイサービスを取り入れるので、読書会や手芸など仲間と交流するので生活をより楽しくなります。

・食事:食事を提供し、大勢で食事をするので自宅で一人になっている高齢者にとっては楽しいひとときです。

この項目がデイサービスの内容になります。要介護者に向けて日常の生活に対してサポートをするのがメインとなるのです。

デイケアとは?

デイケアも介護が必要となった方が通うシステムになっています。デイケアは”通所リハビリテーション”と呼ばれています。その名の通り、在宅で生活をしながら、リハビリを中心に通う場所になるのです。

では、デイケアとはどんなサービスを提供しているのかといいますと、以下の項目になります。

  • 専門的なリハビリ
  • 運動
  • マッサージ

このような項目がデイケアでの内容となります。

デイケアでは何をするの?

では上記で上げた内容を説明していきます。

・専門的なリハビリ:デイケアでは、理学療法士、作業療法士が常駐しているので、専門的なリハビリを受けられるのです。機能訓練を行い日常生活に支障がないようにリハビリを行うのです。

・運動:この内容もリハビリの一貫として行われます。あくまでも介護が必要になった方がより生活する上で回復できるようにするのです。

・マッサージ:こちらも体をほぐすことにより、基礎機能の回復を促進するために行われます。

このようにデイケアでは、リハビリを中心に行われるのです。

デイサービスとデイケアの違いはどこ?

”何をするのか?”の項目でデイサービスとデイケアの内容を知った所で、具体的な違いを説明します。

デイサービスでは機能訓練指導員の常駐が定めらえれいるのに対して、デイケアでは作業療法士や理学療法士、言語聴覚士が配置されていることが条件となっています。また、デイケアでは、医師の配置も義務付けられているのです。

機能訓練とリハビリテーションの違い

機能訓練とリハビリテーションの違いは何なんかを説明します。もっとも違う点としては、目的です。機能訓練では、あくまでもこれからの生活での基礎体力が低下しないような訓練を行います。一方でリハビリテーションでは、すでに生活に支障をきたすレベルの体をもとに戻すをメインに行われるのです。

これが違いとなります。

デイサービスとデイケアはどちらを選ぶべきなのか

では実際に利用者やその家族がデイサービスとデイケアを選ぶ際にはどのようなポイントを重視して選ぶべきなのでしょうか?

ポイントとしては、利用者の状態によって選ぶのが良いでしょう。やはり身体に重度の介護が必要な場合はデイケアを選ぶべきです。

それとは別に、介護が必要だがどちらかと言うと生活の補助としたい方にとってはデイサービスを選ぶのが良いでしょう。

デイサービスとデイケアは併用が可能なのか?

併用は可能です。しかし介護保険では、一箇所の事業所でリハビリを提供するを前提になっていますが、実施するリハビリの内容の違いがあり、利用者が必要なリハビリであれば併用も可能となっています。

※要支援・事業対象者の方はサービスの併用は出来ません。
※事業対象者の方はデイケア の利用は出来ません。

デイサービスとデイケアの料金の比較

6時間利用した場合の料金に違いはこちらになります。

施設名利用時間料金
デイケア6時間1,030円
デイサービス6時間780円

時間あたりの基本単価はデイケアがやや高くなっています。
算定して加算や規模によって違いますので、一概には言えませんが同じ条件においての比較になります。


まとめ:理解して上手に使いましょう!

知っているようで知らないのが、デイケアとデイサービスの違いです。利用する方やその家族の方にとっては、とても重要な内容です。

介護保険の自己負担割合も年々上がってきています。
担当のケアマネージャーは様々なサービスを紹介してくれますが、負担をするのは自身です。

サービスごとの違いをしっかりと理解して最適な施設を選ぶことが大切になってくるのです。


介護現場(デイサービス)の転倒・事故対応について前のページ

通所介護事業所の42.7%が赤字経営?!デイサービスの稼働率・売り上げを伸ばすために必要な考え方次のページ

ピックアップ記事

  1. 【令和3年度介護保険法改定】入浴介助加算Ⅱを要チェック!!リハビリの観点から
  2. デイサービスの法令遵守・LIFEの情報収集は〇〇力が大事
  3. 【2020年末】今後の機能訓練指導員の給料は上がるのか?
  4. デイサービスへの救済措置 | 令和2年6月から増収?!
  5. 【令和三年度介護報酬改定】入浴介助加算Ⅱの難しさとオススメの算定開始時期について…

関連記事

  1. デイサービスの機能訓練指導員

    個別機能訓練計画書を作成する上で抑えた方が良いポイント

    私の事業所では個別機能訓練計画書を作成し、生活機能向上連携加算まで算…

  2. デイサービスについて

    コロナウイルスによる経営不振・デイサービスは今後、どんな準備をしていくか?

    今回はコロナウイルスによる経営不振から、どのように立ち直していくか?…

  3. デイサービスについて

    機能訓練指導員の賞与やボーナスは病院と比べると低いのか?!

    今回は誰もが気になる懐事情について触れていきたいと思います。私の会社…

  4. デイサービスの機能訓練指導員

    介護相談のエキスパート!意外と知らない?!主任ケアマネについて

    ケアマネはたくさんいるけど、主任ケアマネってあまり聞きなれない資格で…

  5. デイサービスの機能訓練指導員

    支援の方には運動機能向上計画書を作成しよう

    今回は運動器機能向上加算についてのお話です。現在通所リハビリ…

介護現場で自分の適正にあった働き方を!

おすすめ記事

  1. デイサービスについて

    介護現場の待遇・給料が増えるのか?!
  2. デイサービスの機能訓練指導員

    デイサービスで専門職として頑張るか、総合職を目指すか?
  3. デイサービスについて

    介護業界やデイサービス業界にはコンサルティングが増える?!
  4. デイサービスのトレンド

    治療より予防が大事!事業対象者について解説
  5. デイサービスについて

    介護報酬!運動器機能向上加算を深掘り
PAGE TOP