今回は誰もが気になる懐事情について触れていきたいと思います。
私の会社の金額というより社員とパート職員に対しての配布の考え方や他の接点がある法人様との比較も含めてお伝えしていきますので、
これから転職を考えている方や、従業員への待遇面について検討されている管理職の方は是非参考にしてください!
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そもそもデイサービスってボーナスが貰えるの?!
少し前になってしまいますが、介護労働安定センターの資料(平成29年度 介護労働実態調査)から抜粋すると、アンケートを実施した17,683箇所の介護事業所のうち、約70%の事業所が「賞与あり」と回答していました。
これは通所以外に入所や訪問なども含めた数になりますので、ややバラつきはあるでしょう。
基本的には基本給×〇〇カ月分=賞与というケースが多く、年間で数回に分けて支給されているようです。
ですので、3事業所に1つは賞与が支給されない事業所もあります。
また、入所施設の方が従業員が集まりにくく、勤務形態も負担が多い傾向にある事実は否めないので、デイサービス自体の支給割合はこの抜粋した平均よりもやや下がるでしょう。
また、パート雇用の職員でも賞与が支給されている介護事業所も全体の半数以上を占めます。
この賞与についての考え方は地域によって相対的に比較することが望ましいです。
- 自分の雇用形態で賞与が支給される施設かどうか?
- 支給される内訳(基本給×〇〇カ月)
処遇改善加算の分配との見合わせや、基本給が昇給する流れなど確認する点はいくつもあるので、一概に賞与だけが大切でないということはご理解ください。
処遇改善加算についてはこちらをご覧ください。
私の会社の賞与支給は?
まず前提として、賞与は支給されて当たり前でなく2020年のコロナウイルス蔓延時の今年はさすがに影響がありました。
社員の月々の基本給は下げるわけにはいかないため、出勤の調整や賞与の調整をしている法人様も多いかと思います。
私の会社では
社員は基本給×1.2カ月=夏期の賞与となりました。
管理職や役職者はプラスαが支給されます。(今年はここがありませんでした)
ですので、職種によっての支給金額の差は賞与についてはありません。
整理すると、
肝になってくるのは基本給であり、会社側が調整しやすいのは×〇〇カ月の部分です。
機能訓練指導員だから賞与が多くもらえるということは基本的にはありません。
むしろ資格手当ては除外して基本給がベースで決まってきますので、機能訓練指導員の基本給のベースや基本給がどういった流れ上がっていくかに着目することが望ましいでしょう。
例外として、年俸制の職員もいますが、ボーナスが出る年もあれば出ない年もあるようです。
夏、冬と賞与のために借入をする組織が一般的かと思います。
そうなると、黒字経営ができている組織の方が借入には有利。
逆にボーナスの支給ができない組織は支給している組織に比べて極端に月々の給与が高くない場合は経営状態もよくないかもしれませんね。
会社の経営状態は求人票には書いていませんが、書いてもいいんじゃないかなと私は思っていますが・・・笑

パート職員の支給方法
私の会社、実はパート契約の職員にも賞与が支給されます。
このコロナウイルスの蔓延している最中でも夏期は支給されました。
パート職員についてはフルタイムパート職員、その他勤務形態はまちまちですが、フルタイムパート職員は平均給与×0.7、それ以外の職員は平均給与×0.3と勤務時間・日数が多い職員の方が支給割合も高い傾向でした。
パート職員の場合は時給に資格手当てが含まれるケースもあり、社員とは形態が違いましたので、職種による差があったように思えます。
職員の目線では時給がどんな観点から決まってくるか?資格手当ては別か?昇給の流れは?
この辺りが賞与にも直結しているように感じます。
一定数いると思いますが、扶養範囲内のパート職員の場合は所得の上限をある程度見越して働いているので賞与をあまり意識せず、むしろ支給されたことで出勤の調整が必要になるケースもあります。
このケースでは所得よりも、休みやすさや人間関係=働きやすい職場環境か?が一番重要なポイントになるはずです。
まとめ
機能訓練指導員の賞与ということでお伝えさせていただきましたが、賞与については職種という単位で決まることは少なく、基本給や時給に依存するケースが多いという印象です。
会社側も基本給や時給などは減らすことも難しいため、賞与支給時には×〇〇カ月の部分を調整することが基本でしょう。
また、賞与が支給されない世の中には介護施設も多く、日勤帯のデイサービスについては夜勤帯もある介護事業所に比べて支給割合は低い実態もあります。
とはいっても日勤帯のデイサービスが主の組織でもパート職員まで賞与を支給している組織もあります。
何が違うのでしょう・・・?
組織の経営状態です。
ですので、人手が不足していて高給をウリにしている組織は中長期的に見て昇給も事業の継続も不安です。
賞与だけでなく、基本給や時給、デイサービスや施設の稼働率、従業員の数や離職率までみて転職先を決めることが良いです。
やはり利用者と職員が集まり、定着している組織が良い組織です。
この辺りは求人票だけでなく、実際の現場を見学して肌で感じていただくことをオススメします!