デイサービスについて

デイサービスの事故対応は事前の○○が大切

デイサービスで発生する転倒・事故の方向性が今後は変わってくると思っています。

その理由の一つはデイサービスに来所される利用者の世代が変わる点です。

我慢の世代→団塊世代に移行するため、ご家族にデイサービスに預けられるという方よりも自身でデイサービス自体を選別する方が増えると想定します。

以前の一律で自己負担が1割ということも変わってきていますので、そのサービス自体により納得感を持った上で使用されることになるでしょう。

こういったサービスを利用されるお客様(デイサービスでいえばご利用者)の転換期を迎えてデイサービスでは切り離すことのできない、事故や転倒についての捉え方がどのように変化するでしょうか?

その辺りについて今回は触れていきたいと思います。

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事前の説明が一番大切

先に結論からお伝えすると、転倒が発生した際の施設側の考え方を事前にご本人・ケアマネージャーに伝えることが大切です。

  • どのぐらい個別で職員がご利用の移動・歩行に付き沿うのか?
  • 骨折・賠償が必要な場合の流れの説明

要するに、これまでのデイサービスはご家族のレスパイトのために活用されていたので、

  • 転ばせないでください
  • 移動には必ず見守りをつけてください

と要望がありましたが(今でも多いか・・・笑)

極論、そうゆう方については拘束をするしかありません。

しかし、デイサービスとは在宅での生活を続けることを支援する場ですので、そういった個別での関わりに対しての希望が強い方はデイサービス以外の介護サービスを使われるケースが増えてくるはずです。

そういった方を対象にし続けても入所リスクも高く、入所施設と違い、デイサービスとしては経営が安定しないケースも増えてくるでしょう。

また、どこへ歩行や移動するにも職員が介助に付くような窮屈なデイサービスを団塊世代の方が選ぶでしょうか?

そうはいっても既存のデイサービスではルールを変えること自体難しいのは当然です。

これからデイサービスを始める場合、認知症特化型などでない場合は基本的にはデイサービスだから必ず移動に対して見守りがつくという概念は失くすことをオススメします。

他の介護サービスでは別ですが、デイサービスに求められる機能が大きく変わってきていることと、そういった身体の悪い人を預かる・誤解を恐れずに言うならば大人の幼稚園みたいなことをすること自体が自分たちの首を絞めることになります。

話は逸れますが、他業界からみた介護業界は悪い人を預かるところだというイメージが強いそうです。

少なくとも良くしていく、自立支援を促すというところだという、パラダイム(概念)シフトを起こすことは求職者に選ばれる上で・未経験の方の介護業界への流入を増やすことに繋がるかもしれません。

話を戻すと、既存でデイサービスを運営している場合は、これから契約される方についてはデイサービスに来所されているからリスクがないというわけでなく、
むしろ人目がない自宅で転ばなくても済むように自立を促す = 転倒のリスクがあることを事前に説明し、お互いにリスクを取ることを理解していただく必要があるということです。

仮にデイサービスをこれから開設しようと思っている方はこのコンセプト設計に時間を費やしていただきたいと思います。
中身の器具やプログラムは後からでも変えられますが、このコンセプトはあとから変えにくい点です。

転ばせないこと、個別ケアをウリにしているデイサービスに対して問題視しているわけではありません。
世の中大半のデイサービスに対してのアドバイスと捉えていただければ幸いです。

転ばせても責任はないのか?

公費で成り立っている福祉施設という兼ね合いから事故に対しての責任は当然あります。

事業所として賠償保険への加入も必要となります。

事故や転倒が発生した場合は、過去のケースと見合わせ、適正な賠償措置を取ることは必須です。

今回の記事でお伝えしたいのは起きたことに対して、介護施設としての責任や対応は取らなければなりませんが、

  • 事故や転倒が発生した後のトラブルを最小限にすること
  • 時代の変化・在宅におけるデイサービスの方向性を見直すきっかけにしていただきたい

この辺りが肝です。

私のデイサービスでも施設内での転倒から骨折され、賠償するケースも年に3〜5件ほどありますが、民事訴訟まで発展したり、なんでこんなことになったんだ?というトラブルに繋がることはまずありません。

それはデイサービスは預かる施設でないというコンセプトの設計と契約・担当者会議時に事前に説明をしていることが徹底できているからです。

事故発生時の対応はこちらをご覧ください。

一番お伝えしたいのは、事故への対応や事前の説明は後のトラブルを回避することだけでなく、コンセプト設計にも直結するという点です。

ですので、責任逃れをいかにするか?ではありませんので、そこは誤解のないようにしていただきたいと思います。

中身の器具やコンテンツは後からでも変えられますが、コンセプトが時代に合っていないと生き残れません。

本日は以上とさせていただきます。

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